勝ちグセ

スポーツは肉体の戦いであると同時に、精神力の戦いであることは忘れてはいけない。スポーツに打ち込むことが難しい人はフィジカル以上にメンタルが弱い傾向にあるのではないだろうか。

「勝って流れに乗る」、「自信をつける」、そういったプロセスはスポーツ選手にとって必要なタイミングはあるのだが、その前にやるべき事があることを知っておいた方が良い。

自分より劣る相手と対戦して勝つこと。それで楽しさを感じることはできるかも知れない。

試合になった時、本当の戦いが始まる。自分が弱いことを理解している人間はとにかく策略を練り、僅かなチャンスに全てを賭けて挑むだろう。

逆に自分が強ければ頭を使わなくて済むシーンは多い。例えばドラクエならAボタンを連打していれば敵を倒すことができるだろう。

しかし、Aボタンを連打することはただのゴリ押しで策略のさの字もない。Aボタン連打戦法でいつのまにかゲームオーバーになっていた経験のある人は少なくないと思う。

窮鼠猫を噛むとはまさにその状況で、1対1のスライムに負けることはまず無いが、100匹目のスライムに負けてしまう時があったりする。

そんなシーンを自転車のレースではよく目の当たりにする。いや、よくではないか。強者が正しく勝つことの方が圧倒的に多い。

才に恵まれた人間が下のカテゴリーにいる間はいわゆるA連打で勝ててしまう。そういう場合はあまり経験を積めずに上のカテゴリーに行ってしまう人もいる。

そこで敵のレベルも上がり、A連打では勝てないという壁にぶち当たる。

そこで勝つにはどうするかしっかり考えることが出来るか否かが命運を左右していく。

「もっと練習する!」という話ではなくて、どういう要因で自分が勝つことができなかったのか分析しなければいけない。出来ること、出来ないこと、得意なこと、不得意なこと、人には色々ある。自分の持てる力を分析して、どこをどれぐらい伸ばしたらレースで勝つことができるのか考えよう。もし相手がいる勝負なら相手の能力やクセも分析しておくといい。

自分の練習は自己満足で終わっていないだろうか?気持ち良くトレーニングするだけでなく、勝負に勝つための練習を行える人間が勝負に勝つ。

と、あんまり練習してない人が呟いております。

ラストイニング」 著:中原 裕

このラストイニングという漫画では、選手ではなく監督側の目線で選手はどういう思考が必要かということを描いていて良い学びになるな~と思いました。「結果に結びつく努力」とはこういうことか、と。(それを実践できるかどうかはまた別の話)

野球に関わらずスポーツをやっている人、見るのが好きな人は一度読むべき作品かなと思います。オススメ!

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