【取付編】WOLFTOOTHでロードバイクをフロントシングル化

2月頭、仕事が休みの水曜日にツイッターを眺めていたら、非常にマニアックな商材を多数取り扱っているAlternative Bicyclesさんが「【サポートライダー募集!】3Tストラーダの活躍で話題のフロントシングルでロードレースにチャレンジする方へウルフトゥースのチェーンリングをサポートします!4アーム、5アーム、SRAM等ダイレクトマウントもあり。選考あり。2/12迄」というツイートをしていました。

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今季フレームを乗り換える目処も立っていないので、「バイクに何か変化をつけないとお客さんたちにも刺激がないよな~」と思っていたのでこれは面白いかもと思ってDMしてみたところ、チェーンリングをサポートして頂けることになりました。

シクロクロスは既にフロントシングルになっていて、そのメリットとデメリットは理解していました。今年、海外のロードレースでフロントシングルのバイクを使用した選手が出始めたこともあり、これは先駆けてやってみるかと思った次第です。いろいろ理由を付けましたが、興味がなかったらDMも送らなかったでしょう。自分がやってみたい気持ちが十分ありました。それでノウハウが蓄積できて、今後SRAMを中心とした1x(ワンバイ)コンポーネントの普及にも対応しやすいので。

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すぐに届いたチェーンリングはSHIMANO FC-9000用の4アーム50T。

希望は54Tだったんですが、まだ展開は未定とのことでラインナップにはありませんでした。今後普及したら52や54といった完全なロード用リングも増えていくかも知れません、とのこと。

では作業に取り掛かっていきましょう!

ビフォー

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使用していたクランクはFC-9000の53-39T。リアは11-28をよく使っています。

  • F 53t – R 11t →ギア比 4.81
  • F 53t – R 28t →ギア比 1.89
  • F 39t – R 11t →ギア比 3.54
  • F 39t – R 28t →ギア比 1.39

こうやって見てまず一番気になるのはやっぱり最大と最小のギア比。39×28あればほとんどの坂は問題ないし、53×11あればロードの下りで漕ぎつつ下れるので安心感があります。

当初はコースに応じて54Tに11-36Tか11-40Tあたりを付けようかと思ったんですが残念。ギア比の話は一旦終わりにして取付の方に進めていきます。まずは減る部分から。

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FDを外します。FD-9000(31.8)バンドタイプで81gの減。

アウターリング 105g 減。

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インナーリング 35g 減。

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チェーンリングボルト 5.6g 減。通常はアルミボルトが使われていますが、ベータチタニウムで特注して作ってあります。

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実はケーブルって重たいんです。25g 減。

減った分を集計すると

  • FD 81g
  • アウター 105g
  • インナー 35g
  • ボルト類 5g
  • ケーブル 25g

合計で251g減りました。

数十グラムは誤差と思っている人も多いと思いますが、意外と侮れないんですよね。

例えばステムで50g、ハンドルで50gの軽量化ができたとするじゃないですか。100gなんですよ。0.1kgも変わるんですよ。

アフター

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取り付けてみたらこんな感じになりました。

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新しく付けたウルフトゥースのリング。111g 増。中空じゃないのでもっと重たいと思っていたらデュラエースのアウターとかなり良い勝負ではないですか。すごい。

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チェーンリングボルト類。アウターのボルトはもちろんベータチタニウムをそのまま使用します。ナット側にWickwerksのスペーサータブを使用することで、ダブル用のチェーンリングボルトをそのまま使用できるので非常に便利です。多少の重量増はありますが、使っている感じ凄く便利です。16g 増。

  • チェーンリング 111g
  • ボルト類16g

合計 127g 増

差し引きしてみると127g-251gなので124gの軽量化になりました!

0.12kg軽くなりました!ただ今のままではリアのスプロケットやディレイラーがノーマルのままなので坂を50-28Tで登るはめになるので、そちらの重量変化は次回以降のネタにしたいと思います。スプロケットは手持ちのアルテグラ11-34Tを付けてみようかと考えています。スプロケットの重さも色々なのでめちゃくちゃ悩み中です。


※追記、ついてしまった。→発動篇

細かい部分いろいろ

img_0002「ウルフトゥースのロードリングはオフセットしている」と聞いたのでチェックしておきました。

デュラエースのアウターの位置を確認するとシートチューブから約34mmありました。フレームによってこの数値は異なります。

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ウルフトゥースを付けてみると、シートチューブからの距離は約31mm。確かにちょっと寄っている。

ダブルの場合はアウターローと呼ばれる組み合わせ等でかなりチェーンラインに無理があります。摩耗も早めたり、チェーン落ちのリスクも高い。

対してシングルギアの場合、スプロケットに対してセンターに寄せてリングの位置を設定できるので端のギアでもアウターローよりもマシなチェーンラインで使えるようになります。Good。

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フロントディレイラーが無くなれば当然チェーンが外れるリスクが大きくなります。

ウルフトゥースはナローワイドと呼ばれる設計で、分厚い歯と薄い歯を交互に並べています。さらに歯も通常のロードリングよりも長くなっているので外れにくい専用設計になっています。

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チェーンもアウター側とインナー側とあるので、厚い歯の部分にはインナーリンクは嵌りません。

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歯を長くして、厚みもピッチリ作ることでチェーンの余計な動きを減らして脱落しにくい構造かつシンプルなルックスに。チェーリングボルトも勿論カッコいい。

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とりあえずクリテリウム中心にレースを走る予定です。洗車も楽そうです。

今後気になる部分としては

  • フロントシングルにした時のリアディレイラーのキャパシティの変化
  • シマノのRDはSRAM XDの10tなどに対応できるのか

など。SRAMはワンバイのコンポーネントが完成しているのでそのまま使えばいいのですが、シマノの場合はどういったカスタムが可能なのか気になりますね。

それではまた。

NEXT→「【発動篇】ウルフトゥースでロードバイクをフロントシングル化

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