3年ぶりにツールドおきなわが開催されたそうだ。レースに参加した知り合いも多く、それらのレースレポートや写真を見ると、僕も出たいなぁと感化される。
そういえば自分が以前出た時はいつだっけ?と調べてみると2回出たそのリザルトには21歳、22歳という自分の名前があった。まもなく35歳になるワイ。当時の自分わっけぇなぁ!(当たり前)と思った。
当時は大学へは進学せず、4年間を競技に打ち込むことに決めたので、その1年1年が必死だった。同世代のレーサーなんて身近におらず、インターネットで一緒に走れる人と出会い、そこからメイトヒロことクニヒロ君と出会ったり、JCRCのレースを経て、JBCFにも参加するようになった。段階は着実に踏んでいたけれど、登っていくペースは思い描いたようにはいかなかったな。
ツールドおきなわに出たあと割とすぐ23歳の時に大阪へ移り、ムーブメントでの仕事を始めた。生活できるだけの売り上げを立てることも本当にギリギリだったし、最初の数年間は足りてないと言えた。それでも色々な人のフォローもあって、レース活動は続けた。自分のピークは20代後半にやってくるとなんとなく思っていたが、感覚としてはまさにその通りだった。
SAUCEとしてのチーム活動のピークもその辺りで、仕事とレースと、とても充実した日々だったと思う。それでも尚、自分としてはレース活動に物足りなさがあって、本当はもっともっと多くのレースを走りたかった。
レースはお金も時間もかかる。レースに臨む全員がそのしがらみの中、葛藤し、努力し、戦っている。だからこそレース後には皆で労い合うことができ、出身も年齢も違う人たちと仲良くなったりできたのだと思う。
レースは楽しい。出れる人は、その限りある機会を存分に楽しんで欲しい。