ついに20代が終わってしまい、三十路へと足を踏み入れてしまいました。自分が生まれた時、親はまだ20代だったので同じぐらいにはと思っていましたが全然で。笑
振り返るというか、自分が生まれてきた時はどんな時代だったのか気になったので少しだけ調べてみました。
日本人が30歳まで生きる確率
“0歳から1歳まで誕生日を迎えられない赤ちゃんの確率は、0.02%になります。”
“5歳までの死因の最大の理由は先天性の病気によるものになり、10歳までの死因第1位は、不慮の事故になります。”
“15歳から40歳までの最大の死因は、自殺です。自ら命を絶ってしまうことが15歳から40歳までの死因の中で1番多いのです。男性に至っては、その割合は30%以上になりますので女性の約2倍になります。” 引用(日本人が40歳までに死んでしまう確率とその最大の理由)
“私たちが思っている以上に平均寿命まで生きられると言うことは長生きなのです。なぜなら、平均寿命まで生きられる確率は37%しかありません。”
詳しい統計データを参照したわけじゃないですが、確率にしてしまうとこうやって今当たり前のように生きていることは常に奇跡ととなり合わせだと思った方がいいのでしょう。20年や30年しか生きることのできなかった人間が80歳まで生きれるようになったことは昔の人々が「より良い未来」に向かって頑張ってきた結晶。当たり前を当たり前だと思ってはいけないとたまに振り返れる人間になっていきたいですね。今こうやって生きてますが、成人するまではとにかく精神的に辛かったなと思います。親や大人という存在から逃れることはできないし、自分の行動や自由はすべてそれらに許容してもらえる範疇でしか動くことができない。
っま、大人の都合もわからなくなかったので渋々従うしかないんですよね。誰もがチャレンジを応援してくれる家庭に生まれてこれるわけじゃない。スタートやパラーメーターがいくら違ってもやり直すことはできないし、生まれ持った条件の中で頑張るしかないんですよ。尾崎豊じゃないけど逃げ出したくなったことは数え切れません。笑
生まれてきた時代を知る
日本は世界的な動きが加速する中、戦後日本経済は80年代後半におけるバブル経済によって絶頂期を迎える。(wikipedia 1980年代の日本)
その中の特に日本の景気絶頂期「バブル景気 1986~1992年」の間に生まれてきたんですよね。景気が良ければやっぱり生活も良いし、今の時代のように”子供の生活費や教育費をちゃんと賄うことができるだろうか”っていう不安よりも「なんとかなる」って自信の方が大きかったと思っていたんじゃないかなって思います。全然
今、景気がようやく良くなってきた日本だけど、実感はできてない人は多いという意見もある。バブル期も同じような現象はあって、実際のバブル期と感覚とはズレがあり、多くの人が好景気の雰囲気を感じ始めたのはブラックマンデーをすぎた1988年頃からといいます。政府の見解では1992年2月までこの好景気の雰囲気は維持されていたと考えられているそうです。
80年代後半に3部に渡って製作された「メガゾーン23」、スタッフロールを見ると現在の著名人が沢山いる。エヴァで有名な庵野監督も原画担当の一人として紛れているから面白い。
そのメガゾーンの舞台は1980年代の東京。そこに生きるヒロインが呟いた「今が一番いい時代だって気がするの」という言葉は真実になってしまった。知らんけど。でも誰もが80年代に戻りたいと思うわけじゃないと思う。”あの時に戻りたいな”と思うのはやっぱり幼少の全てが楽しく思える時だったり、自分の生活が充実していた時に戻りたいと願うもの。だから、今が一番充実している人は過去に戻りたいなんて思わないだろうし。
少なくとも、その僕が生まれたバブルという時代は大人が子供のようにはしゃいで輝いていた時代なんじゃないかなと思う。未来に希望を持って生活できた時代。
とにかく皆が楽しそうな時代だったと傍から見ていて思う。簡単に表現するならば、子供な大人が超大量に居た時代かもしれない。
僕も一度その時代を味わってみたい気持ちはとても強い。しかし、彼らはその代償にバブル世代の持つ特徴に批判も多く寄せられている。
“バブル世代は、就職氷河期の前の企業の大量採用により苦労せず、就職氷河期以前の価値観を持って入社し、さらに同期が多い。そのため、バブル世代は、就職氷河期以降の社会の考え方と合わず、自立心があまりなく、依存体質であり、会社の負担であるといわれており、一部では「花の90年組」と皮肉をこめて呼ぶ者もいる。一部の者が学校に不当なクレームをつけ、学校関係者に過度の負担を強い、ひいては他の生徒や保護者に迷惑をかけるという現象が社会問題となったことから、その者たちをモンスターペアレントと呼んだ。” (wikipedia バブル世代)
僕らは「ゆとり世代」とも呼ばれる世代だけど、真のゆとりはバブル世代の人らだという意見もあるほど。笑
良いところだけ真似していく
いくら憧れたところでバブル期の豪遊を味わうことはできない。彼らとは対照的に、僕らの世代や今の若い世代は人生に対してかなりドライな側面がある。ドライ過ぎて自分たちの主張をあまり表に出さず、何か問題があればなるべく自分のせいとならないように立ち回る。
スポーツや何か技術的な世界でも、保身が働き過ぎて頭のてっぺんから足の先まで打ち込むようなことをする人は限りなく少ない。昔もその辺は変わらないか?
僕は彼らのように日々を楽しむことはとても大事なことだと思う。自殺の多い日本、今がつらいという気持ちに加え、将来に希望が持てないからやっぱり死ぬことを選んでしまうんだよね。楽しいと思えることを素直に楽しみ、幸せだと感じられることを積み重ねていく。無理しなくていい。社会のペースに合わせることは大変だけど、そのせいで人生を終わらせてしまうほど追い詰められるなら、合わせることをやめたらいい。贅沢はできないかも知れない、でもなんとかぼちぼち楽しく生きていくくらいならできるはず。
とりあえず一旦ここまで。(酔ってる