第4回 JBCF おおいたいこいの道クリテリウムに参加して来ました。
これにて僕の2017年JBCFレースは終了です。
あっという間に過ぎ去ってしまいましたが応援&サポート頂いた皆さんありがとうございました。
移動
今回は初めて足を踏み入れる大分県でのレースでした。前回の九州上陸は博多クリテの時だったのでかなり前の話。
今回の移動はフェリーの「さんふらわあ」で行きました。2月に乗った和歌山↔︎徳島のフェリーと比べると値段は高い(そもそも距離が全く違う)のですが、船内設備は無料で使える浴場があったりとても充実しています。
19時頃に出発して朝の7時過ぎに到着する約12時間コース。船内で食事をして、お風呂を済ませ、寝てたら着くので超快適です。
今回はツーリストという雑魚寝タイプで行きましたが、もし部屋が取れれば4人程度で仲間で集まって行くのが1番理想かなと思います。
舞洲クリテのあと
舞洲で落車したダメージは思ったより深く、まだ傷が塞がらない状態でのレースになった。落車の際に最初に着地した肘の傷が深く、そこがまだ癒えていない。もうすぐそれも治るのでご心配なく。
擦過傷は肘、足の付け根、ひざ、くるぶしと広範囲にあった。TKC氏のツイートでも反響があったように、広範囲だとキズパワーパッドの使用量がハンパではなく、その出費はレースのエントリー6480円をすぐに上回っていった。
落車した後にも肘が1番大変かと思ったが、左の腰も強打したダメージが尾を引いた。レース当日〜翌日は左足に体重を乗せることができず、乗せると痛みが走る。自転車に跨ろうと右足を上げるのが相当キツい。
しばらく擦過傷と強打による療養に務めた。1週間ほどシャワーに苦しんだ。笑
9/26
肘の傷はまだあるが、大まかには治って来た実感があったので石津さんに身体の具合をみて頂いた。
擦過傷と打ち身の痛みから、左足はほとんど使えていなかったようで「左足の筋力がかなり落ちている」ということだった。軽いギックリ腰のような状態だったそうで、怪我が残っていても落車したあとすぐにケアするべきだったという結論でした。ズレた身体は早めに整えておいた方が回復も早くなるそうです。落車した人はすぐに身体のゆがみを整えてもらいましょう。
股関節の痛みも取れ、ようやく練習再開。
しかしレースまで残された時間は約2週間・・・。
大分クリテに向けて
試しにZwiftでMcCarthyのメニューをやってみる。McCarthyを行うローラー上でのFTPの設定は今年240wがベスト。体重は56〜57kg程度。
大幅に下げてまずはクリアできそうな205wの設定でやってみる。
9/29
McCarthyは9分を3セット行うメニューだが、まずは2本と決めてトライ。まずクリア。この程度で息が上がってしまい、自分の弱体化を強く感じる。
9/30
FTP設定を210wに上げて同じく2本。クリア。
10/3 McCarthy 210w設定で3本クリア。
10/5はZwiftアプリの調子が悪くフリーズ頻発のためMcCarthyは断念してWringer。Wringerは30秒を12本の短時間高強度メニューだが4本で終了。
10/6 McCarthy 220w 3本クリア。
10/8 McCarthy 225w 3本クリア。
McCarthyを終えたあと、最後の追い込みをかけるべく更に追加でWringerを行う。
残念ながら5本で終了。いや、McCarthyの後に5本出来たことを褒めるべきか?
10/10
レース前のラストトレーニング。
Wringer 225w 12本完遂する予定がまさかの4本で終了。や、ヤバい。
分析
大分クリテのコースは初めてだったので昨年の動画を見たり、STRAVAでデータの分析を行った。
要点をまとめるとこんな感じ。
・スピードが落ちるのは180度ターンのコーナーのみ。
・他はスピード域が高めで、高出力の持続力がまず必要なコース。
・その上でスプリント勝負になればマックスパワーも必要。
自分の得意なレースを考えると
・スピードの加減速が小まめなレース
・ゴールスプリントは直線が短いコース
「舞洲みたいな感じでいけるっしょ」とタカをくくっていた自分は浅はかだったとエントリーしてから知る。
このコースで戦うには巡行パワー、すなわちFTPの向上が必須だ。そう考えて練習にはFTPを爆上げできると(自分の中で)話題のMcCarthyを盛り込みまくってレースへと備えていったわけです。
クリテなのでWringerも並行して盛り込みたかったんですが、そこまで至れなかった。
レース
僕のレース前に、色んな選手にコースやレース展開を伺ってみた。
声を揃えるように「後ろはつらい」と言う。
やっぱりスタートから気合を入れて前々で展開するべきだろうか?と不安に駆られる。いつもの後ろスタートで途中でDNFでは目も当てられない。
そんな風にプレッシャーに潰れそうになりながらも覚悟を決める。
どうせ前で展開しても僕の足では最後の勝負に混ざることはできない。
後ろからゆっくりスタートするのもひとつの自分のスタイルみたいなものだろう、焦ったところで自滅するだけだ。
ということでいつも通りゆっくりとほぼ最後尾でコースインする。同じようなタイミングでエカーズの津田君もコースインしていて、「強い選手はスタート位置とか関係ないよな」となんとなくホッとした。もちろん僕はその後苦しむはめになるのだが。
今回はシーズン終盤でE1のメンツも薄いだろうと思っていたが、予想は裏切られた。
イエロージャージの岩崎選手、リンク東北渡辺プロ、元ニッポ藤岡選手、モジュマ所司選手、UKYO河賀選手、ベローチェ井上選手、元JPTリンク東北菅野選手、湾岸雑賀選手、ナカガワ福田選手、エカーズ津田選手に内田君や山科君、ネクストリームの面々などなど自分より強力な選手を挙げていくとキリがない…。キリPはいない。エントリーリストを見ただけで吐き気がした。笑
ポジティブに捉えれば、誰かが僕をマークするなんてことはまず無い。皆が一息ついた時に飛び出すことができれば高確率で泳がされるに違いない。その時がチャンスだ。と妄想した。
レースはスタートからハイペースで展開された。リザルトではゴール平均スピード45キロになっている。
180ターンで少しずつポジションを上げるが、他の直線部分ではポジションを上げるだけのパワーが足りない。コーナーは遅いけど平坦踏めるマン達が抜いてくるのでめっちゃキツい。早く前に上がりてぇ〜と思いながら走る。
アタックがかかれば集団はブチブチと分断され、「こりゃヤバいんじゃないの」と不安になるが自分で前まで上がる足がない。
ただひたすら耐える走り。そして意外と完全に分断されないのもE1ならでは。集団に追いついてホッとする。
レースが後半に差し掛かればポジションを上げて行くのがいつもの走りだけどそれが出来ない。練習が足りず仕上がってないのもあるし、面子が濃いだけあってレースのペースも速い。
いっそ止めるかと考え始めるほど後半は厳しくなっていた。
いやいや、わざわざ大分まで来てるんだし、完全に身体が動かなくなるまでは我慢して走りや。
そう囁いてくる自分の中の善の声にただ従った。
ラスト2周回で良い位置どりができていなければその時点でゲーム終了。ゴールスプリントさえ強ければ勝てるわけじゃない、それがクリテリウムだ。
いつもの感じならそれなりの位置でラスト2周回を迎えていただろう。でも今回は無理だった。
大人しく集団後方でゴールまでついて行く。残念なことに最終周で落車が起こった。舞洲と違って勝負の走りをしていなかったので僕は余裕を持って避けることができ、無事にゴールラインを割った。その落車で知り合い(といってもレース走ってる皆知り合いみたいなもの)が怪我を負ってしまった。
リザルト
E1-34位/69名出走 (うち完走42名) E1のクリテリウムにしては完走率低めなレースだった(?)
終わりに
思ったような走りができなくて残念だったけど、またひとつ経験が増えた。
キツい記憶が刻まれたので勇気が出るか分からないが、次に出るとしたらもっと良いレースがしたい。
レースイベントとしては貴重な大きな規模のイベントであり、賑やかさがありました。
中継もあり、飲食店もあり、公道を使用した駅前レース。もっとこんなレースが増えたら良いのになと強く思います。
レースは苦しかったけど良いイベントでした!
※チームの事もちゃんと書け。
今日イチ体温あがってます!#今日のリツオ pic.twitter.com/bxvATNvCY0
— まんた (@k_ttvalley) 2017年10月14日
p.s. MUJの皆さんは最高でした。