GRAVELKING 27.5×1.75 vs COMPASS Babyshoe Pass 650Bx42c

同じ太さ、そして作っているのも同じパナレーサー。タイヤの種類としてもどちらもチューブレスレディであり、スリック系タイヤ。「どうせ見た目が違うだけでは!?」と思っていた予想が外れたので備忘録的にレビュー。

経緯

2017年の年末頃からBREEZERのINVERSIONというバイクに乗っていて、それは700cホイールを履かせたファストライド系のアドベンチャーバイク。完成車では34cのWTB exposureが標準装備されていて、そのタイヤもほぼスリックだった。

サイスポにも寄稿したゴリとの「徳島キャンプツーリング」などなど、地道に活躍してくれているブリーザー。フレームには最大で700x38cまで履かせることができる。ということでMAXXIS のRAMBLER 38cをしばらく使っていた。これは綺麗なグラベルからオンロードにかけて最高に調子がよく、やはり舗装路の割合が多くなってしまう僕にとって転がりが軽くオフロード系タイヤの中ではバランスがよく使いやすい。ノブが低いので泥には弱いが。

 

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グラベルといっても種類は様々で、僕が走ったところは写真のようなゴツゴツした石のたくさんある道が多い。徳島のスーパー林道はその最たる例だった。石だらけの状況で果たしてノブ付きのタイヤに意味はあるだろうか?正直あまりないように感じた。タイヤのノブは泥でこそ生きる(と思っている)。石畳のような場所では、トレッドパターン以上にタイヤの太さやエアボリュームが重要なのではないかと思い、新たなカスタムへと踏み切った。

ホイールの650B(27.5インチ)化

ホイールをインチダウンさせることで、通常のタイヤクリアランスよりも太いタイヤを履かせることができるようになる。更に、同じ太さのタイヤであればタイヤ直径は700cと比べて幾分か小さくなるためスタンドーオーバーハイトも下がり、バイクも扱いやすくなるだろう。

Wheel Spec

  • リム:DTswiss XR331 (27.5)
  • ハブ:SHIMANO HB-R7070/FH-R7070
  • スポーク:DTswiss Competition

リムは重量がメーカー公表355g(実測は390g近かったかな?)というDTのXR331を使い外周部は軽量に、ハブは105を使ってコスト重視で組んでみた。コストは5万を下回り、同じ価格帯の完組ホイールより満足できるものができた。

履かせたタイヤはPanaracer GRAVELKING 27.5×1.75インチ。これ以上太くなると無理だった。別のサイズ表記では42-584mm。バイクに収めた感じも悪くない。

650Bにした最初の感想

タイヤ直径が小さくなる分、加速する時の漕ぎが軽くなることは予想していたのだが、狙い通りの軽さになった。タイヤが劇的に太くなったというわけでもないので、重量が重くなった感じもしなかった。

それ以上にホイールがインチダウンしたことで、スポークも短くなり、ホイールの屈強さが増した感覚が強い。ハンドリングに影響が出るかな?と思っていたが、どちらかというと扱いやすくなった気がする。直進の安定感では700cの方が僅かにいいか?

Compass “Babyshoe Pass” 650Bx42

今回の本題、コンパスのベイビーシューパス。9月の7・8日に行われる「バイクロアHUB」に参加する予定で、それにあたりノブ付きの650Bタイヤに変えようと物色しようとしていた。そんな呟きをしていたら北澤さん(@alternabikes)から「よかったら使ってみませんか?スリックなのに意外と走れるタイヤです」との提案が。(北澤さんはよく商品レビューの募集もしているのでフォロー推奨!)

ということで自転車関係のパーツを試すことに躊躇いのない僕は早速使わせてもらうことにしました。内心では「同じパナレーサー製だし、ほぼ似たスリックタイプだし違いあるのか!?」と半信半疑。取り付ける時も同じような感想。重量を測り比べてみてもほぼ同じ・・・。

そして使ってみて違いがあることにビックリしてせっせとブログを書くに至ったというわけです。食わず嫌いしてたら経験も知識も凝り固まってしまうな、危なかった。

比較

グラベルキングの方はと言うと、かなりハイグリップなスリックタイヤ。ベタベタしたグリップ感という感想。サイドが強い分、しなやかさは思ったほどはなかったものの、ヨレる感じはしにくいので体重のある人にも使いやすいタイヤな印象だった。

舗装路で使っている時に低圧にすると、グリップが強すぎて曲がろうとした方向にハンドルが持っていかれるような感覚もあった。転がりも少し重くなるので気圧高めが調子いいかんじ。ハイグリップなだけに、グリップが急に抜けるような瞬間はちょっと冷や汗をかく。

ベイビーシューパスを使ってみて驚いたのはグリップ感の違いだった。グラベルキングのようなベタベタ感はなく、グリップ力は抑え気味になっていると思うのだが、それによってグラベルキングで挙げたような癖がなく、とても扱いやすいタイヤだった。ロードで使っているVELOFLEXも同じパターンになっているけど、センターにストレートのトレッドパターンは転がりも軽いし好みにあっているように感じた。何よりもグラベルキングで感じたグリップ力によるハンドリングの癖が無くなったのが驚きだった。

さて、バイクロアHUBでどんな風に走れるのでしょうか。

GRAVELKING 27.5×1.75 (スリック)

  • グリップ ★★★★★
  • 転がり ★★★☆☆
  • コントロール★★★☆☆
  • 耐パンク★★★★☆
  • お値段 ★★★★★

Babyshoe Pass 650Bx42 (スリック)

  • グリップ★★★★☆
  • 転がり★★★★★
  • コントロール★★★★★
  • 耐パンク★★★☆☆?
  • お値段★★★☆☆
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3 thoughts on “GRAVELKING 27.5×1.75 vs COMPASS Babyshoe Pass 650Bx42c

  1. この記事を拝見して、私所有のシクロクロスバイクとは縁遠いと思っていた650B化が実は可能な事に今更ながら気づき、今それに取り組んでいます。この記事に出会って本当に良かった!

    ちなみに質問2点。
    1、wtbのホライゾンとかルネエルスのスイッチバックヒルは装着完全不可能だったのでしょうか?それかチェーンステーとのクリアランス1~2mmなので辞めた、、という感じでしょうか?
    2、別のslate乗りの方がホライゾンとグラベルキングとベイビーシューパスの比較記事を読んだ事があるんですがベイビーシューパスは実測のタイヤ幅が42c以下で細い感じだと書かれてました。実際のところどうでしょうか?

    1. コメントありがとうございます。650B化はなかなか面白いですね!

      ご質問にお答え致します。
      1・ホライゾンやスイッチバックヒルは無理だと判断しました。42c幅で仰るようにチェーンステイクリアランスが1~2mm程度だったため、ここが限界と判断しました。
      2・グラベルキングの1.75と比較するとほんの僅かに細い感じはしますが、ベイビーシューパスは実測で42mmありました。グラベルキング1.75だとミリ換算で44.45なので少し太いのかもしれません。

      1. 諸々了解です。当方現在グラベルキング1.75を履かせてます。割と細か目の砂利道を面で踏みつけながら進んでいく感じはまた新たな感覚で楽しい走行感です。コンパスタイヤでチューブレス仕様デビューした時の感動以来のいい感覚です。
        ちなみに私もおそらくホライゾン等の場合、クリアランス1~2mmになる気がするんですがやはり一度は試してみたいという衝動に駆られてます。

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